スパイスとは

スパイスの定義

 

「主として熱帯、亜熱帯、湿地地方に産する植物の種子、果実、花蕾、柱頭、葉茎、木皮、根塊などから得られるものの中で、刺激性、香味を持ち、飲食物を風味づけたり、着色したり食欲を増進させたり、消化吸収を助けたりする働きのあるもの」

スパイスの定義のポイントは「スパイスは植物である」ことと、「食品の分類用語である」ことが必須条件になります。

 

※日本料理の分野ではスパイスを「薬味」と表現することもありますが、薬味はスパイスの定義ではなく、スパイスの活用法です。

 

※スパイスは生ではなく乾燥したものと定義付けする方もいますが、スパイスは植物そのものをいいますので、こちらも正しい表現ではありません。
(例:唐辛子を使った料理は生であっても乾燥したものであってもスパイス料理です)

 

<参照:スパイスコーディネーター教本より>



スパイスとハーブの違い

 

スパイスは植物であり、100%食べられる植物です。

よくスパイスはハーブの一部と思われている方もいらっしゃいますが、正しくは「ハーブの中で食べられうハーブがスパイスの一部」となります。

ハーブは植物分類上の草本類を意味し、スパイスは植物であり、食べられることが前提条件となります。

 

「ハーブ(herb)」とはラテン語の「ヘルバ(herba)」に由来しています。もともとヨーロッパの伝承医療で薬草として使われた「草本」を指します。

ハーブは、ハーブティーや料理に添えられていることも多く、身体によく、食べられるイメージが強いのですが、ハーブの中には有毒のものも多く含まれます。

古典的なハーブは英訳すると「薬草」と訳されます。

ヨーロッパのハーブ図鑑には30万~80万種類もの薬草が記されています。薬草にはトリカブトのように有毒な植物も含まれ、対象が人だけでなく動物、植物などの殺虫用、殺菌用なども含まれます。

 

ハーブを商品素材として見た場合「食用として適しているか否か」に分けて考え、また生の状態では有毒成分を含んでいる場合、調理技術によって無毒化できるものは食材として利用されます。

ハーブの中でスパイスとして用いられるものは「食用として適している」ものに限ります。

すなわちハーブがスパイスの一部ではなく、ハーブの中で食べられるハーブの一部がスパイスとして利用されます。

 

<参照:スパイスコーディネーター教本より>